あのあたり感
1 on 1の面談だったりで伝えていることだったりするのだけれども個人的に「あのあたり感」を大事にしている。
「あのあたり感」というのは例えば携わっている業務で自分の職種にとって専門外のことであって十分な知識を自分がもっていなくても、その業務知識が豊富だったり経験を持たれている方を浮かべられたり、参考となる資料(本だったりサイトだったり)の検討をつけられることを指している。 これがあると、仮に自分一人で解決できないことであっても解決するにあたってスムーズな検討をつけることができたり、そもそもその知見のある人に質問に行くときも的はずれなことを聞かずに済むことが多い気がしていて個人的には大事にしている。
いままではチーム内だったり社内にとどまっていたのだけれども、これを徐々に社外にも広げていってつなげていきたいと思うし、逆に自分自身も何らかの知見を得るときの「あのあたり」に居られるようになっていきたいと思う。
2017年2月に読んだ本を振り返る
気づいたらほとんど読めていなかった。
ブクログ経由で紹介ができないけれども、わざわざの働きかたは何度も読み返している。自分が持ち得ないものを持たれている平田さんを尊敬してしまう。情熱が自分には足りないのかなと多少凹むけれども。
東京マラソン2017へ応援に
GMOアスリーツの橋本選手が東京マラソン2017に参加されるということで応援に。
個人的に駅伝だったりマラソンだったりをテレビで観戦するのが好きで幼い頃から走るのはとても苦手なのだけれども、見るのはとても好きなので実際応援に参加できる機会が出来て嬉しかった。
幸いにも天候が良くてラジオ中継を聞きながら且つ公式サイトで提供されている各選手の現在地情報を見つつ観戦&応援できたのは良い経験。間近で見ると想像以上にスピードが早いことも知れたし、同時に行われていた車椅子マラソンの迫力も知ることができた。
応援地点での応援終えた後、一人で水天宮方面へ歩いて移動。再びマラソンコースに合流して観戦しつつ帰宅した。普段は車が多く走る道が封鎖されていていつもとは異なる景色があちこちで見れてそういう散歩好きとしても楽しめるイベントだった。
WORK RULES! を読んだ
Googleの人事トップが書いた本として少し前に話題になっていたのを読めていなかったので今更であるが読んでみた。Web業界で働いた経験があったり現に働いていたり、またスタートアップで勤務されていたりすると、より自身の働いている環境と照らし合わせて読めるかもしれない。
昨年来の自分自身の働き方の変化もあって、第8章に記載されていたUFS(Upward Feedback Survey) というマネージャーへの匿名フィードバックの仕組みが興味深かった。
Googleの人材イノベーション研究所による人々の仕事経験を掘り下げるシンクタンクが導き出したマネージャー自身の成長機会提供のために行われているもので成績・報酬には影響させず、適切なマネージメントスタイルに導くためのものと明確に位置づけされている。
サンプルとして以下の様な9項目が挙げられていた。
- 上司は、私が成績を上げるための実行可能なフィードバックをくれる
- 上司は「マイクロマネジメント」をしない (部下が処理すべき細かいことまで手出ししない)
- 上司は、私をひとりの人間として、思いやりをもって接してくれる
- 上司は、優先事項である結果・成果物にチームを集中させる
- 上司は、自分の上司や上層部から得た関連情報を定期的に知らせてくれる
- 上司は、ここ半年のうちに私のキャリアにかかわる有意義な話し合いをしてくれた
- 上司は、チームの目標を明確に伝えてくれる
- 上司は、私を効率よく監督できるだけの専門知識(例、技術部門ではプログラミング、財務部門では会計) を持っている
- 私は上司を他のグーグラー*1に勧める
もちろんGoogleにおけるマネジメントスタイルに基づくところから導かれた内容ではあると思うのだけれども、こういったフィードバックを率直に受けつつマネジメント力の成長機会を得つつ結果業績等の成果へ反映させていくというやり方は一つあるのかもしれないと思った。
- 作者: ラズロ・ボック,鬼澤 忍,矢羽野 薫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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「わざわざの働きかた」を読み終えた
先日注文したわざわざというパンと日用品を実店舗とネットショップを運営されているお店が販売された本が今朝届いたので早速拝読した。
ちょうど自分が先日申込んだときには初版2000部の残り50部程度ということで駆け込みであったのだけど無事購入できて嬉しかった。
本自体にネットショップで感じられる世界観であったり思いが文章・写真として詰め込まれており、是非たくさんの人に読んでもらいたいと思ったし、逆にここをきっかけにファンとなってネットショップや実際に店舗で商品を求めたくなる人も出てくるに違いないと思った。
特に自分の場合、立場や働き方のところの影響もあるのだろうけれども、「丸い組織を作りたい」というタイトルで書かれていた文章は特に惹かれた。丸というのは力が分散して一番強い形だと思っていて組織の形の話だけではなく、現実世界でもマンホールの蓋を見てもわかるとおり一番強い形であるからこそ、蓋は丸い。
小さい丸が少しずつ重なって互いがカバーしあって全体が少しずつ成長していくという進め方はとても共感したし、自分もそういった組織づくりができていけるとよいなと改めて思った。
近日第2刷発売とのこと。わざわざの魅力をもっと知りたい人、ネットショップを始めた人、組織を作り始めた人、チームのリーダーに立った人、一見ターゲットはバラバラに見えるけど全ての人に向けた内容がこの一冊に入っているので是非読んでもらいたい。
あわせてご紹介
こちらもぜひ。
3年前の自分に今の自分の働き方を勧められるか
人に共通することですが、何かしら働いていれば年齢を重ねて後輩だったり同僚が増えており、その数が増えれば増えるほど自然と自分自身を見られている機会は増えていく*1訳で、そうした人の中に自分自身と同じような働き方をしてみたいとか、同じポジションで仕事をしてみたいといったことを思われている可能性も当然あります。 そうした人が仮にいたとしたときに普段行っている自分の発言や動き方がポジティブな方向に影響を与えられているかとしばし思うようにしています。
自分自身を振り返ったときにも、Webアプリケーション開発の業務に初めて携わった当時、周りに同様の業務に携わっている人が居なかったためブログだったりtwitter上でアウトプットするエンジニアに憧れを思いつつ、その人達がどういったインプットをしたり本を読んだりしているのかを常に注視していたり、いまの所属しているペパボに入社してからも周りにいるエンジニアの人の働き方だったりやり方だったりをキャッチアップしようとし続けてきていました。
時間が経った今、それが少しずつ逆転してきているな。と。
例えば仮に普段から自分が毎日毎日「あぁ、やってられないな」と四六時中言い続けていたり、いつもイライラしていたり、面白くなさそうに仕事をしていたら、今後少なくとも自分と似たキャリアパスを描いていた人にとっては極端な話「絶望感」を与えるかもしれませんし、ある意味その人にとっての選択肢を一つ断つことにつながると思っています。
ただ、あまりに意識しすぎると疲れてしまうので、例えば自分自身がイライラしたり饒舌になったり、仕事に過剰にのめり込んでいると思ったときにふと意識する様にしてみるとよいかもしれません。
私の場合は自分自身の働き方を3年前、5年前の自分に自信を持って勧められるかを、ぼんやりと考えてみる様にしています。そうすると、もっとこうした方がいいと思える点が大なり小なり出てくるものです。
*1:積極的にアウトプットをしていたらなおのこと
ラジオ, Wordpressプラグイン, ピーラー鍋 - 徒然日記
日曜日なのでラジオを聞いて過ごす。午前中が安住紳一郎の日曜天国で午後が山下達郎のサンデーソングブック。今週だけという訳ではなく毎週これなので完全に習慣である。
ラジオを聞きながらぼんやりとWordpressのプラグインについて手を動かしながらあれこれ作ってみていた。なんで自分はここまでWordpressにこだわっている*1のだろうかと考えていたら、
- 表現したい人がやりやすい環境下でやりたいことを実現させるための手段として使えるから
- ターゲットとする環境には上記を最適と判断する人が一定割合いるから
という2点に尽きるのではないかとサンデーソングブックでセレクトされたビートルズの “WHEN I’M SIXTY-FOUR” を聞きながら思った。
晩御飯にピーラー鍋を作った。これが正式名称なのかまったくもって把握していないのだけれどもクックパッド等でもある程度レシピが登録されているのでそれなりに知名度がある名前なのだろうか。
要はしゃぶしゃぶ鍋なのだけれども、その際の野菜をピーラーでリボン状にしておくというだけの鍋で人参や大根をただひたすら無心にピーラーで削ぎ、リボンを大量に作るのがポイント。こうすることで、そのまま拍子切りにしたりして頂くよりもたくさん野菜を食べることができるし、あとすぐ火が通って作るのも楽。沸かした湯に昆布でダシを取って冬であれば生姜、ニンニクをえいやと投入した上で改めて沸かし、それを使って肉や先に書いたリボン状の野菜、あとは薄切りにしたキノコ(エリンギが美味しい) などをしゃぶしゃぶしてポン酢やゴマダレで食べる。
リボン状にすることで非常にたくさんに見えて「本当に食べ切れるの」と一瞬思ってしまうが茹でればあっという間にお腹に入るし、お肉は少なくて済むし非常にエコである。
小さい頃から「青菜は男に見せるな」と慣用句の意味ではなく、本当に料理するときの心得として教えられたので、それを頭に入れていると他の料理でもびっくりしないことが多い。*2