美味しい生ビールに関する一考察

ビールが好きだ。

ただ、このビール。特に生ビールを頼んで「あぁ、このビールは旨い」と心から思えることは意外と少ない気がする。

妙な生ビールを呑むくらいであれば瓶ビールの方が数倍マシである。

過去自分が経験した美味しくない生ビールとして

  1. 泡が荒く出された瞬間から次々と泡が消える生ビール
  2. そもそもガスの調整が抜けておりほとんど泡がない生ビール
  3. ジョッキが冷やされすぎて周りに氷がついており、注がれたビールにもジョリジョリとした氷が浮いている生ビール

などがある。特に2.については最悪で一度出されたことがあって呑んだことがあるが、その場から立ち去ろうかと思うくらいの美味しく無さである。 温泉旅館で宴会が行われ開始から3時間程度経過した後に最初に開栓された瓶ビールを呑んだ様な感じがある。

(1)については要素が2つあって、生ビールサーバーの手入れが不十分で注ぐチューブの洗浄が不十分で注ぐ最中に炭酸がはじけているか、 ジョッキの洗浄が不十分で注いだ際にジョッキの内側の汚れが泡を崩すケースがほとんどな気がする。

(3)についても店側は冷えたビールをという小さな親切大きなお世話が体現した事象で、ジョッキに口をつけた瞬間に「あぁ、冷たいな」という感想しか 生まれないビールではある。そして時間が少し経つとビールが微妙に水っぽくなっていく。ビールの水割りは最悪だ。

では、逆に美味しいビールである条件とは何か。というと、

  • 泡が細かくしばらく置いても消えない
  • グラスにできる結露が細かくまんべんなくつく
  • 飲み進めるとグラスに残る泡がグラスに沿って円形に残っていく

を満たしているビールであることな気がしていて、これを満たしているというのはどういうことかというと「ビールサーバーの手入れがきちんとされている」「グラスが丁寧に洗われている」「グラスの温度が適切である」の3点を抑えていることに等しい。

そんなビールを呑んだときは本当に幸せになる。

なんかビールを呑みたくなった。