2018年10月に読んだ本を振り返る
10月は7作品。
特に読後感がよかったいちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書からいくつか抜粋。毎度ながら耳が痛い。
「友だちとご飯を食べに行こうと話していた数日後、『俺は今、渋谷の焼肉屋にいるんだけど、なんでおまえ来ないの?』なんて、いきなりLINEが来たらどうする? 『え、どういうこと? 約束してないよね』ってなるじゃない。締め切りを決めないって、今仕事においてそういうことをやろうとしているんだよ」
仕事の進め方も日常のプライベートの過ごし方も同じ。
仕事はスタートするときにも実行するときにも、できるだけたくさんの人を巻き込んでいくことが大切です。そのためには、ちっぽけなプライドや自信は、いらないどころか邪魔だと思うのです。
巻き込み力。
これからは「企業と人」ではなく「人と人」のコミュニケーションがとても重要になってきます。どこかの社員が放ったひとことがイメージを損ねることもあれば、「神対応」などといってイメージアップにつながることもある。いい仕事をすれば、その影響が広がりやすい時代なのです。
SNSのアカウントの概念でみたときに規模感だったりだとかが等価になるということなのかなと思う。大企業のtwitterアカウントも一個人のtwitterアカウントもサービスの1アカウントということでは等価なので。
- 作者: 水野学
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちなみにブクログの読書目標に対しての進捗は以下の様な形。
徒然日記 - 「すいません、ほぼ日の経営」を読んだ。
午前中、今週疲れていたのかなかなか起きれずグダグダしながら起きる。
午後から通院付き添いのため外出。移動中に今週通勤中に読んでいた「すいません、ほぼ日の経営。」を読了した。
一部抜粋。第3章 ほぼ日と組織より
「 やさしく、つよく、おもしろく。」はぐるぐる回る
という一文があって、なるほどと腑に落ちるところがあった。
また、以下の一文について、目指すところはきっとここなんだろうな。と。
ぼくは「じぶんのリーダーはじぶんです」とずっと言ってきました。つまり誰かのせいにするのではなく、じぶんが覚悟を決めて選択する。じぶんのリーダーとして、じぶんで判断するわけです。社員一人ひとりがそうなって、「あなたたちがいてよかった」と言われるチームになっていけるといいと思っています。
それ以外にも各章に書かれたテーマに関する糸井重里の回答は、何故、ほぼ日が上場したんだろうかと個人的に思っていたところもあった立場の人間として、この本を読むと大分そのあたりの霧が晴れた感を持った。
一人のほぼ日ファンとして。*1
*1:ほぼ日手帳、こんな感じで使っているくらいなので。 こんな感じで毎日手帳へメモしてますという話 - テノニッキ (@hideack 's diary)
万物の事象には理由がある
仕事中に時々話してる話で今日もちょうど話題に出てきて折角なのでメモに残しておく。
「万物の事象には理由がある」と常々思っていて、例えば氷は温めれば水になる。水を沸かせばお湯になる。お湯を沸かし続ければ水蒸気になるといった事象がある場合、熱エネルギーから始まればこれらの事象について説明できる*1。こういった物理現象だけではなくて、たとえば仕事におけるやりとりであったり日常のコミュニケーションについても同じことが言えるのではないでしょうか。という話。
例えば、
- 「牛乳を買ってきて」と家の人に頼まれた。牛乳が必要なのに家の冷蔵庫に無いから補充したい。でも、自身が動けないのだから頼まれたのだろう。
- 「電車の車内ではマナーモードにしてください」と車掌がアナウンスした。携帯電話の着信音で車内トラブルが起きたのだろう、あるいは不快に思った人が駅に苦情を伝えたのだろう。だから、未然に防ぐために呼びかけているのだろう。
といった具合。なるほど、落ち着いて考えれば理由は必ずある。
この落ち着いて考えるという行為を省略したとき、モヤモヤすることが多い気がする。シチュエーション問わずいろいろ思い浮かべてみる。
- なんでこんなところにゴミを捨てる人がいるんだろう
- なんで指示を出す人(あるいは指示を受ける人)はこんなことを言うのだろう
- なんでこんな面倒くさい手続きを求めてくるのだろう
- なんで誰も私の意見をわかってもらえないだろう
といった具合。大なり小なり日々生活していると出てくるモヤモヤ感。
そんなとき、一瞬でも自分の中でもやもやすることが生じたときに「必ず理由はある」と思う様にしていて、一旦立ち止まって考えてみる様にする。そうすると、
- 身近にゴミ箱が無いからだ
- 別の仕事と関連していてそちらも踏まえて指示が出ているからだ
- 自分たちのフォーマットと違う形でやりとりをしている組織が別にあるからそちらに併せたからだ
- 自分の説明届いていないかもしれない
といくつか仮説が思い浮かぶことが多い。
次にその仮説を更に仮に周りの人10人へ仮に伝えたときに7,8人が賛成してくれるかを考えてみる*2。賛成してくれる人が多いならその仮説に基づいて次を考える。 単純にもやもやしているだけなら、自分の中で納得する。
自分にボールがあって行動を移すところなのであれば、その行動に移す。あるいは、仮説に基づいて別の行動にできるかを考えてみる。結果それは改善することになっている。逆にその仮説に賛同してくれる人がいないなら、別の仮説を考えてみる。自分で思いつかなかったら素朴に周りの人に聞いてみる。
これを繰り返していくと、大抵のことは納得しながら日々を過ごせていくのではないかなと思う今日このごろ。
徒然日記 - 日本酒を呑む
仕事が終わった後、囲む会*1が開催されたので囲む側の人間として参加した。お店が日本酒飲み放題という素敵なシステムだったので日本酒をたくさん頂いた。それなりに頂いたのだけれどもお水を間に挟んで飲みながら頂いたので無事問題なく帰宅できた。
余談だけれども、上の会中に同席していた弊社GMOペパボに新卒で入社して活躍しているエンジニア氏に自分が入社時の研修で頂いたコマの余談で携帯電話の通信の仕組みについて自分が嬉々として語っていたのを明確に覚えてくれていて密かに嬉しかった。確か主題はCDNについて話をしたのだけれども時間があまってそちらの話をした記憶がある。
仕事の中に雑談があるのは大事*2だなと日々思っているのだけれども、これもその一つなのかもしれないなと思った。