2016年12月に読んだ本を振り返る
12作品。雑誌や写真集もあったけれども。
時代の風音 (朝日文芸文庫)は宮崎 駿, 堀田 善衛, 司馬 遼太郎の三氏による対談集。90年代に収録されているものでもありながら2000年代に置きた国際事象のことがあたかも予言されていたかの様なことが記されていたりと驚かされることが多かった。
2016年は雑誌含めてではあるものの目標としていた120冊は読めたので今年はもっと意識的に読書しよう。
2016年を振り返る
昨年に引き続き振り返り。
窓の外を見ると青空。東京で過ごすのも数回目になるんだけれども、年末年始の東京って空は綺麗だし人は少ないし、これはこれで落ち着くな。
続けたいこと
- 比較的健康に過ごすこと
- 体調を崩したのは以下の日あたりだった。年間を通じてなので年相応ではありそうだけど来年も元気に過ごしたい。
- ちなみに今年記憶のある「体調崩した!!!」は下記の3回。
- 2月 寝違えて首が動かなくなる (びっくりする位、文字通り首が回らなくなった)
- 9月 貧血を起こして早退 (椅子から立ち上がった瞬間に血の気が引いた)
- 12月 体調崩して早退 (一通り2016年中にさばきたい仕事を片付けた直後に悪寒)
- アウトプットすること
- 個人プロダクト的なアウトプットはできなかったもののブログ等々で考えていることのアウトプットは少しずつできかたかなと思ったりしているものの、弊社同僚と比較すると寂しい感じなのでこちらはもっと増やしていきたい
- 気に入っているエントリ
改善したいこと
- 個人プロダクトを作ること
- 既存のものを運用するのは継続していたのだけれども、新しく何かを作るというところに関しては2016年停滞してしまった感があったので大なり小なり何かをアウトプットしたい
- 人のことを思うこと
- 仕事で携わる人が急激に増えてバランスのとり方が悪いと思うことがあったのと同時にプライベートでもいろいろバランスのとり方に悩んだことが多かったのでここはもっと意識して自分よりも人を思ってちょうどよいといったところに心を落ち着けたい
- 携わっている仕事に関して数点
- 具体的に書けないのだけれどもいくつかあるので要改善
チャレンジしたいこと
- お弁当を作ること
- 簡単・ときどき、せめて月2回くらいからでもよいからチャレンジしてみるとよいのかな
- 早起きすること
- 恥ずかしいのだけれども未だに寝起きが非常に悪いので改善したい
まとめ
正直今年は悔しさが残ることが多い一年だった。
悔やんでばかりで年齢ばかりを無駄に重ねることを繰り返すのは全くもって嫌なので基本今年考えていなかったことをまず最初に考えてみることを心がけながら来年一年過ごしていきたいなと思います。
仕事納めの日に体調崩す - 徒然日記
昨日が社員総会で社員旅行に参加される方はそのまま社員旅行へ出発となるのだけど留守番組はそのまま業務で本日も業務。 といってもどちらかというと年内行った業務の整理だったり、一人振り返りだったりしていたのだけれどもお昼前ぐらいから体調が悪くなり、午後を迎えたところ完全に体調が崩れはじめて悪寒と胃痛に襲われてまさかの早退。
通院など - 徒然日記
今年最後の通院の用事を済ませる。電車の中、意外と人が少なかった。夜に人が増えるのかな。
移動中だとかに少しずつのペースではあるのだけども最近久しぶりに読んだ政治家が書いた本読了。時系列で日記調でまとめられているのだけれど淡々とした中に裏側でこうなっていたのかと思える内容もちらほらあった。"事実は小説よりも奇なり" という言葉がぴったりとはまるのではないかと思った。恐らく書かれていないことも多くあるとは思うけど。
- 作者: 山崎拓
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: 単行本
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夕方前に帰宅してから年末にWordpressのプラグインをいくつか作りたいと思っていたものがあるので、その準備をしようかと久しぶりにあれこれ調べたりVagrantと戯れていた。
ショートケーキを頂いた - 徒然日記
今月ひとつ歳を取ったということでチームの人にケーキを頂いてしまった。 そしてなぜか切り分けた後しか写真を取っていなかった。切る前をとっておけばよかったけど突然だったので普通に驚いてしまった。 いくつになっても嬉しくて少し照れくさい。チームのみんなに感謝。
小さい頃に思っていた自分の歳はかなり重みを感じていたのだけど、いざその年齢になってみると思いの外、自身の認識としてはそんなに大きく変化していないつもりなのだけど多分他の人から見ると変わっている様に見えるんだろうな。
そこの差異を認識しないのはとても怖いことだと思っているのでしっかり認識したと改めて思った。
チームのバランスと個のバランス
この記事は、Pepabo Managers Advent Calendar 2016の18日目の記事です。 17日目は、東京CSマネージャー うーたんの「ITバンドマンから見る採用基準」でした。
エンジニアとして2011年に中途入社して以来、少しずつマネージメント職へ舵を切りつつGMOペパボのEC事業部でマネージャーとして今年の4月から携わる様になって早9ヶ月となりました。
マネージャーとしてはまだまだ半人前ですが、今後同様にマネージメント職に興味を持った後輩のためにも一度ここで自分なりに考えるところを整理してみました。
キーワードは 「バランス」 です。
マネージメントで行える一つの役割として「バランスをとること」があることが、まだ短いマネージメント経験の中でも頻繁に感じる様になりました。 単にバランスをとるという言葉のみを取ると非常に保守的な印象を人によっては受け取ってしまうキーワードではありますが、故にとても重要な一つの要素と個人的には感じています。
「バランス」という言葉を辞書で引いてみると以下の様な意味として説明されています。
- 釣り合い。均衡。また、調和
- 収支・貸借 (たいしゃく) の釣り合い
どういったところでバランスを意識しているかを自身の経験の中や理想から考えていることをいくつかまとめてみます。
なお、ここで書くバランスとは「小さくまとまるため」の調和を得るためのバランスではなく、 「サービスを一層成長させる取り組みに挑戦できる組織」 を作っていくという前提でのバランスになります。
チームのバランス
例えば、チーム内のバランス。 新たにチームが構成される際にいろいろな取り組み方があると思うのですが一つの考え方に、マネージメントをする立場の人間も含めてチームに無い才能を持つ仲間に加わってもらっていくのが一つのやり方かと思っています。 何故なら会社という組織において行われるサービス運営であったり、そこに伴って生じる全ての仕事は一人で行われるものではなく、必ずチームで行われるものであり、そこを相互に補うことによって一人で出すことができない成果を出すことができる様になっていくと考えるからです。
そうしたときにチームが構成された最初の状態は個々の役割が明確でなく少し不安定になる期間が生じることもありますが、そうしたときにはチームの各メンバーの役割を少しずつ示していきます。 徐々にチーム自体がバランスの取れた例えるなら円形の状態に近づいていきます。 更に進むとそもそも各スタッフ同士が個々の得意とする部分を武器に相互に補完する関係が生まれ結果としてチーム運営がスムーズに進んでいくのではないかと考えています。
つまり、マネージメントの一つの役目ははチームを信頼し、お互いにフォローアップしてもらうことができる組織になる様にバランスをとることだと思います。
どの様にバランスをとる変化を進めるのか
上の図の左から右に向けて組織を変化させていくのには、どうしても時間を要してしまうところもあるので、まさにそここそマネージメントによって変化の時間を早めることができるところとも考えていて、ドラッカー風エクセサイズを開催してといったチームスタッフの各々が気づいていないところを気づかせてあげることや、個々の目標設定を通して同様に個々が持つ長所を更に伸ばし他スタッフの弱点を自然と補える様にするといったやり方もあります。
そうした中で個人的に一番シンプルにできてバランスをとるために心がけていることは 「聞く」 ことかと思っています。
聞くことを介してチームや個々それぞれのバランスがとれているかの状態を知ることができると考えていて、わかりやすいメリットとしてはチャレンジしたい業務が知れたり、悩んでいることが知れたりと様々なメリットがあります。
とはいえ、聞くということに対しても単に「なんでも聞いてよいよ」と呼びかけることや、定期的な面談や1on1をプランニングするだけではなく、
- そもそも話しかけやすくする
- 例えば普段からイライラしている様子を表に出していたらスタッフから「またにしよう...」と思われているかもしれません
- 業務に関係無い話も職場でカジュアルにする
- もしかしたら会話の中で先の様々な要素を知れるかもしれません
- 普段考えていることをアウトプットする (= 話のネタを作る)
などではないでしょうか。
特に何らかの役職によって肩書が人についた時にその時点で一つ話かけづらくなっていると自分は考えています。 例えば私がはじめて社会人として会社に入ったときや、もっと遡ってはじめてアルバイトしたときを思い出した時、リーダーや店長といった肩書が付いた社員の人としゃべるときなど少しどこか緊張した記憶がないでしょうか。 だからこそ、上の様な聞きやすくする状況を作りつつ、チームを適切なバランスの状態を保てる様にしていきたいと思っています。
また、仮にチームがごくごく小さい場合、マネージャー自らがチームに入ってバランスを取る方法もあるかと思います。
チームが小さいとチーム感が生まれやすいメリットもありますが、逆にサービスの方針とは微妙にズレた方向で施策が進んでしまうこともあるでしょう。 そうしたときにマネージャー自身があえてバランスを取る位置に入りサービスとして進むべく方向に調整しながら進めていくことも一つの有効な方法かもしれません。
個のバランス
もっともマネージャーとはいえ、人間です。当然個人の中でも喜怒哀楽の感情を持ちながら毎日過ごしているわけです。
そこに更にマネージメントしているチームメンバーの喜怒哀楽それぞれの感情が携わってくれている人の数に比例して膨らんでいきます。更に人ではなくサービス自身にも喜怒哀楽があるといってもよいでしょう。 サービスが順調に成長している、苦戦している。スタッフとのコミュニケーションがうまくいった、いかなかった。家族に嬉しいことがあった、逆に悲しいことがあった。 そうした時々の状態によっては、心のバランスが崩れることもままあります。
まずはそういった状態であることを客観的に見られる様になる、または他人に助言してもらえる様にすることが大事になるかもしれません。 では、一体どうやってその様に客観視したり他人に助言してもらう機会を設けるかを考えると私の場合は、
- 所属しているEC事業部では
- マネトーークというマネージメント層の定例があるので素朴にそこで相談する
- 個人的には
- 皿洗いをしている間にゆっくり頭の中を整理する (詳しくは当方のブログエントリ皿洗いに関する一考察 をご笑覧ください)
そうした中で自身のネガティブな感情の割合が増えていると感じたら意図的にポジティブな要素を呼び寄せる様にしています。わかりやすい例だと美味しいものを食べる、友達とどうでもいい話をする、自分の好きなお酒を呑む、散歩して景色を眺める... などなど。
均等にバランスを取るのではなく少しポジティブなことが多いくらいのバランス感でいるのが私個人としては適切なバランスと感じています。 もちろん常にポジティブな出来事が続けばいいのですが、得てしてそういうことは人生生きていく上で無いのではないかなと思います。
最後に
少し雑な形になりましたが、 簡単にまとめると
- マネージメントの中の一つの要素として、 チームについて、マネージャーが個々をフォローアップ直接せずともチーム内のメンバー間でフォローアップできる様にバランスを取ること
- 自分自身について、抱えるものが増えた中でも少しポジティブな要素が多くなる程度にバランスが取れる術を見つけること
といった2つについて「バランス」というキーワードで思うことを徒然と書かせていただきました。一つのキーワードを持って自分の与えられた役職に対して取り組むのは有効かなと思います。
とはいえ、これらのことについて決してパーフェクトに行えていないところもあるので日々精進です。最高の組織であり続けるために。